ジージェネエターナルがマジで面白い

どうも、量産型です。

SDガンダム Gジェネレーションがプレステ1で発売されてから26年。
数多のシリーズ作品の輩出を経て、新作『Gジェネレーション エターナル』がリリースされました。

ガンダム系のオンラインゲームを開発してきたバンダイナムコオンライン(爆散済)のこれまでの所業を鑑みると、Gジェネのアプリゲー化を楽観視できなかったガノタ諸氏は多かったのではないでしょうか。
しかし、良い意味で予想を裏切った本作は本当に良く作りこまれており、多くのユーザーに受け入れられ好評を得ています。

私もプレイしていて非常に満足しているので、大きな称賛をメーカーと開発チームに送りたい所存です。
ということで本稿ではGジェネの1プレイヤーとして、私個人の感想を述べていきます。

POINT①:ちゃんと『Gジェネ』として成立している

スマホアプリあるあるで、「有名なあのタイトルがスマホアプリ化!」のようなケースでは全く別のゲームになってしまうケースが多々あります。
好きなIPの新作発表でウキウキしてた所に、実際には期待外れだった時のガッカリ感たるや。

わかりやすいガッカリ感の例

でも、『Gジェネエターナル』は真っ当に『Gジェネ』に仕上がっていて本当にエラい。
GジェネがGジェネとして成立している要素をしっかり網羅していて、精密に企画が練られているように感じるのです。

要 素 解 説
クロスオーバー 異なるガンダム作品のユニットやキャラクターが共演する要素。シリーズ作品の枠を超えた夢の組み合わせや会話が楽しめ、ガンダムファンの想像力を刺激する。
戦略性 ターン制シミュレーションRPGの戦闘システム。地形、ユニット相性、スキル活用を考慮した戦術が求められ、プレイヤーの計画や試行錯誤が勝利につながる奥深いゲーム性。
育成・コレクション ユニットやキャラクターの強化・進化、多数の機体収集が楽しめる要素。開発ツリーのコンプリートやレアユニット集めがやりこみ派に支持され、達成感を提供。
原作再現 ガンダム作品のストーリーや名場面を忠実に再現したシナリオや演出。ボイスや戦闘アニメで臨場感を高め、原作ファンだけでなく初心者も物語に没入可能。
自由度 プレイヤーがユニットやパイロットを自由に組み合わせて部隊を編成できるシステム。原作再現や独自の「夢のチーム」作りを通じて、個々の好みを反映可能。
開発・設計 ユニットを進化させたり、オリジナル機体を生み出すシリーズ特有のシステム。開発ツリーや設計の組み合わせが戦略とコレクションの核となり、Gジェネの独自性を象徴。
SDデザイン モビルスーツやキャラクターをスーパーディフォルメ(SD)スタイルで描くビジュアル。愛らしい見た目と迫力ある戦闘アニメが融合し、シリーズの視覚的アイデンティティを確立。
部隊編成 ユニットとパイロットの組み合わせや役割を戦略的に決めるシステム。タイプ一致やサポーター活用で性能を最大化し、プレイヤーの戦術を表現する場。

『Gジェネ』というゲームを成立させるには、少なくともこれらの要素は必要不可欠です。
でないと、シリーズ初代から続く20年以上の歴史や、開発・クロスオーバー・原作再現といった一貫したゲーム性で築き上げてきたブランド力が失われてしまいます。
ある意味、20年以上に及ぶファンとのコミュニケーションがGジェネの基盤と言えるように思います。

POINT②:ストレスフリーなゲーム体験

遊んでいてとにかくストレスがかからない操作感には脱帽。マジですごい。
特にアニメーションスキップ周りが秀逸で、マップ上でユニットが動くのはコンシューマー版にも取り入れてほしいと思ったくらいの良演出。
概ね、以下の要素を通じて軽快なゲーム体験を提供しているように感じています。

  • 直感的UI: 初心者でも扱いやすいメニューとタッチ操作。
  • スタミナフリー: シナリオのリトライ非消費で気軽に挑戦可能。
  • オート周回: 効率的な育成と戦略的手動操作のバランス。
  • 簡略化開発: 視認性の高い開発経路で学習容易。
  • スキップ機能: 演出スキップが手軽でプレイ時間短縮。
  • 無課金対応: 課金圧が低く、自由度の高い編成で満足度向上。

これら全ての要素が絶妙な仕上がりになっていて、本当にストレスがかからない。
それにガチャを引かなくてもゲームが充分に遊べる仕様になっていて、たまげました。
ご褒美要素もしっかり設けられ、モチベーションも保ちやすい。

POINT③:運営チームがやさしい

通常、ガンダムのようなビッグタイトルを用いたガチャゲーを作るとなると、思いっきり課金圧を高めてきそうなもんですが、本作では「今の所」それが感じられません。
例えば、特定のガチャ産の機体を引かないと攻略には大幅に不利になるとか、人気機体はガチャでしか引けないようにするとか、色々考えられるわけです。なのに、その圧が弱い。
それにユーザー救済措置も気にかけている様子がうかがえます。

  • レア度の低い機体でもレベル100に強化することができるSP化
  • イベント産 配布機体・パイロットの充実
  • 期間限定イベントでの設計・開発の後日常設化
  • その他、ユーザーアンケートで意見収集予定有り

何というか、ユーザーから金を巻き上げようという意思をあまり感じないんですよね。
Gジェネというブランドを大事にしていて、ユーザーとの関係性を損なわないように運営しているような印象を受けています。
自由度の高さが重要な要素のゲームなので、課金圧でそれを縛ってしまう事を避けているのかも?

いずれにしても、個人的には運営への満足度・好感度が高いです。

まとめ

個人的には、『Gジェネエターナル』は従来のGジェネシリーズの伝統を踏襲しつつも、新しいゲーム体験を取り入れた良作であると感じています。
特に、ソーシャルゲームでありがちなインフレが起こっていない現環境は、今のうちに大いに楽しんでおいて全く損はありません。

今後はガチャ限定の強ユニットが増え、課金有利な環境になる可能性もありますが、運営のユーザーアンケートやイベント充実を見る限り、しばらくは無課金でも楽しめる気もします。

運営様におかれましては今の運営方針を維持して、どうにか踏ん張って運営頂きたい所です。

量産型はバンダイナムコさんを応援しています。

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